胃癌
2019年の胃癌切除症例は福浦30例、センター106例で合計136例、1992年からの合計は3633例であった。
全切除症例の5年生存率は74.4%であり、StageIA=94.3%、StageIB=87.0%、StageIIA=82.0%、StageIIB=74.5%、StageIIIA=59.5%、StageIIIB=49.5%、StageIIIC=30.2%、StageIV=12.3%であった。
早期胃癌を中心に腹腔鏡手術を取り入れており、全手術数の約6割は腹腔鏡手術である。また最近増加傾向に対する上部胃癌に対する噴門側胃切除+ダブルトラクト再建や、中部早期胃癌に対する幽門輪温存胃切除術など、できるだけ胃を残す手術を積極的に施行している。
(文責 上部消化管グループ 小坂隆司)