教室紹介
消化器・腫瘍外科学(旧第二外科)とは
横浜市立大学医学部消化器・腫瘍外科学講座は、医局員146名から構成され、消化器および乳腺の悪性腫瘍に対する外科治療と肝移植外科を行っています。
診療は、1)食道、胃、2)大腸、3)肝、胆、膵、4)乳腺の4つの疾患別グループを構成し、専門医が治療にあたっています。
外科というと、手術ばかりしているように思われがちですが、私たちは手術療法のみならず抗がん剤、放射線治療などを組み合わせて患者様にとって最良の治療法を選択しています。
また、手術に関しても「病気のところは取り除いたけれど、手術後、元の生活に戻れない」では困りますので、神経温存術、内視鏡下手術など、患者様の負担の少ない手術に積極的に取り組み、患者様の満足と治療成績の向上を目指しています。
歴史
横浜は1859年の開港以来、西洋文化の入り口となりました。
医学においても明治初期よりアメリカ医学の中心地でした。
横浜に最初にできた西洋医学の病院は軍人のための病院でしたが、明治4年に民間人のための横浜仮病院が設立され、続いて横浜中病院、横浜共立病院と名称と場所を代えながら発展してきました。そして、明治7年に建築された十全病院が横浜市立大学医学部付属病院の前身であります。
十全病院を母体とし、昭和19年に横浜医学専門学校が開設、昭和23年に横浜医科大学、昭和27年に横浜市立大学医学部と変遷し、長く南区浦舟町にありました。
そして平成3年に医学部は現在の横浜市金沢区福浦に移転し、旧浦舟病院は市民総合医療センターとして生まれ変わり現在に至っています。
横浜市立大学医学部第2外科は、当大学発足と時を同じくして山岸三木雄教授のもとでその第一歩を踏み出し、昭和43年に第二代として土屋周二教授、平成4年に第三代として嶋田 紘教授が赴任されました。
平成21年8月より遠藤 格主任教授のもとで診療教育と研究を行っております。
開講以来、一貫して消化器外科及び乳腺外科の診療研究と医学教育を行ってまいりました。
今後も最先端の医学研究に邁進すると同時に、地域住民の方々のために精励努力したいと考えております。